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このたび法人成りしました。法人名義の銀行口座は、すぐに開設できるのでしょうか?

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1.法人口座開設に必要な書類
 金融機関において法人口座を開設するためには、「登記事項証明書」等が必要となります。登記事項証明書は登記が終わらないと取得できないことから、法人口座の開設は登記手続きが完了した後となります。
 法人口座の開設に必要とされるものは、一般的には次の通りです。
・口座開設申込書(銀行に備え付けてあります。)
・登記事項証明書
・定款の写し
・会社の印鑑証明書
・代表者印
・銀行印
・本人の身分証明書
 近年は口座の売買や振り込め詐欺等に利用されることが問題となっていることから、口座を新規に開設する際の審査が厳格なものとなっています。健全な事業を行おうとしていることを理解してもらえるように、お店や事務所の賃貸契約書、パンフレット、名刺、代表者の経歴書といったものも用意しなければならない可能性もあります。円滑な口座開設を目指し、必要書類に関する確認を早期に行っておくといいと思われます。

2.法人口座開設の一般的な流れ
 法人口座を開設する際の一般的な流れは、次の通りです。
電話や窓口等での必要書類の確認
    ↓
必要書類の提出や面談
    ↓
審査結果の連絡
    ↓
窓口での口座開設依頼書への記入や提出
    ↓
キャッシュカードの到着
 会社の設立登記を行った日より登記事項証明書が取得可能となるまでに1~2週間を要します。そして、口座開設を申し込んでから審査を通過して口座ができるまでに、約2週間を要します。したがって、会社の設立登記を行ってから法人名義の銀行口座ができるまでに、3~4週間を要するということになります。
 事業を始めてから早期に取引先より入金がある予定であれば、そのときになって慌てることにならないよう、早めに準備しておくといいでしょう。